【公演関連情報】《SIREN 3rd》公演をおこなうに際して。

撮影:烏賀陽弘道

現在展開中の《シリーズ 光の界面》。9月14日に行なわれる《SIREN 3rd》について、.kiten運営者にして本公演出演者である川津望氏とSIRENメンバー、ジャーナリストにしてミュージシャンの烏賀陽弘道氏の対談が届きましたのでご紹介いたします。

なお、対談にて語られる楽曲《death from above》はこちらでお聴きになれます!
公演のイメージを広げつつ、再来週末、是非.kitenまでお越しください。

撮影:Hiroshi Alfredo Asakura

ーーSIREN3rd公演をおこなうに際して。このあいだ烏賀陽さんのおうちへ行った際、セッションをさせていただき、曲をしたててもらいました。その三曲中《death from above》から公演のはなしが広がる感じがしました。今回は烏賀陽さんはどのようなイメージを公演に抱いていますか?

最後の曲のタイトルを”death from above”に変えたのですよ。これは第二次世界大戦で日本の都市爆撃をしたアメリカ軍が爆弾に書いていた落書きの文句。この調子で録音していくと、なんか「戦争」に関するテーマで何曲かできるかも知れんと思いました。
まったく関係なく考えていたのは”Daeth from Above “が戦争の爆撃の言葉だということで、戦争とか殺戮とか暴力とか、そういうイメージを考えてました。
戦争のことに私が言及したのは、別に太平洋戦争を回顧したいからではなく、たとえば2019年のいま私たちの生活に突然理不尽な暴力や死が飛び込んでくることは多々あると思うのです。それは近親者の死であったり、自殺、事故死など日常である。暴力といえば、親が子供を思うままにしようという行為も身近な暴力であります。そんな暴力の身近さについて考えてます。家の中にも戦場はある。むしろ死は生の一部としてある。思い返せば人間の生は全てSEXに始まり死に終わる。瞬間、自分がいる時間よりいない時間の方が宇宙の時間の中でははるかに長い。なんてことを考えるのです。

聞き手:川津望
話し手:烏賀陽弘道

シリーズ 光の界面
SIREN 3rd 川津望voice+烏賀陽弘道synthesizers
9月14日(土)
開場18:30
開演19:00
2,000円 打ち上げあり(参加任意)

烏賀陽弘道:synthesizers
川津望:voice

ぜひおでかけください。

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