生成/~になる(2016年9月10日~10月16日)

9/10 土 今井蒼泉
9/11 日 りょう(万城目純プロデュース)
9/17 土 ヤマシン+罪/つくよみ
9/19 祝 玉内集子
9/23 金 山田花乃
9/25 日 北山聖子
9/29 木 トビハ
9/30 金 岡佐和香
10/1 土 村田いづみ
10/2 日 岡野愛
10/3 月 月読彦
10/7 金 ノトヤ浩一
10/8 土 田中奈美
10/9 日 淳
10/10祝 南阿豆
10/16日  総打ち上げ(インプロ大会)

〈企画コンセプト〉

ものを制作する行為に3つのモデルがあります。
それぞれ植物的生成モデル、動物の生殖モデル、そして無からの創造モデル。
植物的生成モデルは種から発芽して花が咲いて枯れていくというものです。
古事記に「葦牙の萌え騰がるが如く成る」という一節があります。これこそ「~になる」という、生成モデルです。
ちなみに古代ギリシャ人の「パンタ・レイ/万物は流転する」も近い考えに「なりましょうか」。
舞踏が日本的なのはやはり「~なる」という表現スタイルを強く意識しているからなのかもしれません。
日常に目を移すと、たとえば「今日は練習の日になります」というような言い回しをわれわれはよく遣う。
「今日は練習の日です」より多く遣われているのではないでしょうか。

今回のお題「生成/~になる」では、インスタレーションを生け花作家、今井蒼泉氏に依頼しました。
「水のある光景」では自らインスタレーションを設え、パフォーマンスをしてもらったのも記憶に新しい。
お題の解釈は自由ですが、この蒼泉氏の空間でどんなパフォーマーに「なる」のかを期待していきたい。なぜパフォーマーなのかといったメタレベルも歓迎。
想像力の百花繚乱も今回もまた期待したい。

以下のふたつは「~になる」を考えるための比較として挙げておきます。
中国には、混沌が陰陽(男女/牡牝)に分離したあと「結合」によって万物は「生まれる」という盤古神話があります。これが動物の生殖モデルです
ちなみに古事記がイザナギとイザナミの交わりによって淡路島がうまれたという記述があるのは中国思想の影響です
最後に一神教文化圏では、全ては無から神が創造したという。これぞ制作行為モデル。神を至上とするように見えて、実は一番人間的です。植物や動物はなにかを「作る」という行為をしない。人間だけが制作行為をするのですから

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