4月7日公演告知《舞踏考 雫境+MORIO》

3月11日に始動した《舞踏考》シリーズ、第2回目は舞踏に雫境氏を、音楽にMORIO氏を迎えて開催されます。.kitenスタッフ川津望氏よりのお誘いの言葉はこちら――

雫境氏をはじめて知ったのは映画「Listen」でした。耳栓をしていても聴こえて来る音は最初、壁のように思いました。しかし自分の血流や鼓動に耳を澄ませます。するとスクリーンで駆ける雫境さんや、いろいろな立場のひとたちの手話、また全身から踊りになりたがっているものが視野を満たしました。この場面場面をただうつくしい、と片付けたくない。これは寧ろ問いなのだ、と感じました。 昨年末の楽道庵、MORIOさんの響かせる音の波間から雫境さんは姿をあらわしました。削ぎ落とされ、スタイリッシュな動きのなかに、顔だけにコミックの登場人物か魚のような表情をつけていた舞踏家のセンスは、安定した呼吸をわたしに与えました。呼吸は想像力とおなじこと。アートスペース.kitenの床に新しい表現による傷と息吹が刻まれます。ぜひおでかけ下さい。

舞踏考 雫境+MORIO

2018年4月7日
開場 18:30 開演 19:00

料金2千円

●出演
雫境(舞踏)
MORIO(音楽)


終演後懇親会(参加任意)
参加費千円

土方巽『禁色』初演から59年。『土方巽と日本人—肉体の叛乱』初演から50年。そして没後32年。
大野一雄『アルヘンチーナ』初演から41年。そして没後8年。

舞踏は何をかえず、またどう変貌してきたのか。
舞踏周辺を交え、舞踏の原点はどこにあるのか。
現在性、アクチュアリティの姿をみつめながら
舞踏の可能性を探ってみたい。

 

 

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