この三連休、幕開けは《光の界面》の場にて展開される《SIREN》3rd LIVEとなりました。
シリーズ企画者にして本公演の出演者、川津望氏の言葉にて、当日の模様のご紹介とご挨拶をお届けいたします。
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撮影:やましん
SIREN 3rdは烏賀陽弘道さんとの間でことばによるキーワードを共有し、本番を迎えました。公演前、烏賀陽さんがシンセサイザーをチェックする中、鍵盤からあふれる音は映像や色、世界をわたしにインプットしました。1部と2部に分けて公演はプログラムされました。烏賀陽さんの作られる音は湿度やにおい、照明とはまた別のひかりを感じます。耳を澄ませて歌っていると、まるでどこかの国のことばのような音が唇からこぼれ、大きなかなしみが生じて涙があふれました。
2部では烏賀陽さんのシンセサイザーの音色に乗り、ピンクの山椒魚という即興の歌を歌ったり、ゾンビになったりしました。初回のSIRENに来てくださったお客様から「更にパワーアップしている」とうれしいおことばもいただきました。
最後になりましたがSIREN 3rd 川津望voice+烏賀陽弘道synthesizersにおでかけくださったお客様、また応援してくださったみなさま、ありがとうございました。だれかの記憶がふっとうかび、そこから広がる世界。SIRENの視界は次に何をとらえるのでしょう。ご期待ください。
撮影:烏賀陽弘道