【公演速報】8月17日《ゴーレム魔笛を吹く》

去る17日、インスタレーション《光の界面》の中で生野毅氏企画による公演《ゴーレム魔笛を吹く》が上演されました。

詩人・長田典子様よりいただいたご感想、そして.kiten運営者川津望氏によるレポートを写真とともにお届けいたします。

(撮影:ともに長田典子)

went to see the performance at art space .kiten
生野毅さん企画のアートスペース・キテンで行われた「ゴーレム魔笛を吹く」に行きました。
詩人・広瀬大志さんの詩とゴーレム佐藤さんの宇宙人のような音声(ときどき言葉)の響き合いがとても楽しかった。まるで、音楽のようで、思わず、リズムに合わせて、体を揺らしながら聞いてしまったわたし。
川津望さんは、詩、音楽、身体表現と幅広く活躍されており、さすが、広瀬さんの詩へのピアノ伴奏もよかった。
広瀬大志さんの詩は文字を目で読ませていただいているときに、ブルースのようだと感じていたのだが、本日の朗読を聴いて確信できたような気がする。
本当は撮影禁止だったのですが、知らずに少し撮影してしまいました。せっかく写したので、生野さんの許可を戴き、ポストさせていただきます。
(詩人 長田典子様)


 

「ゴーレム魔笛を吹く」、盛況のうちに終演。広瀬大志さんとゴーレム佐藤さんによる凄みのある朗読と即興劇、お客様から大好評で、公演の水準もかなり高いものとなりました。川津はピアノ伴奏などで参加しました。来てくださったお客様、生野毅さん、ゴーレム佐藤さん、そして広瀬大志さん、ありがとうございました!(川津望)


 

 

 

 

 

【公演速報】8月15日《シリーズ 光の界面ーオープニングアクト》

昨夜、インスタレーションシリーズ《光の界面》が開幕いたしました。
場の作家自身によるオープニングアクト、公演記録は.kiten運営者・川津望氏より寄せられました。
その場にいらっしゃれなかった方にも、「その時」のひとかけらを垣間見ていただければと思います。

今井蒼泉氏によるパフォーマンスは暗転の中、マッチを擦ることからはじまった。今井氏が表現集団「なづき」の公演『流態城市』で手がけた舞台美術のカケラを用いての新インスタレーション「光の界面」である。白い花瓶にいけられた白百合の花を愛でるような仕草と、時折インスタレーションを暴力的に抱きしめ、床にたたきつける身ぶりからはどことなく今井氏自身の激情をも感じる。「光の界面」を傷つけ、時にインスタレーションを吊っている工事用ロープを擦ることによって音を出し、吸音による発声やとりとめもなく小さく歌う今井氏のパフォーマンスからは、どことなくイノセントでいなければ(或いはそう演じなければ)光と光の出会う場所に関わることができないかのような孤独者の決然とした態度がある。終盤、壺の中からかがやく照明を取り出す身ぶりは今井氏が得意とする表現文法だが、マッチの火から広大な光へ、また今井氏の創造物である城市=都市であったものの上に、既製品の透明な細かなカケラを降らせるなど相反するものが実はコインの裏表であることをつきつけるような、演者の視点の切り替えが際立つ公演だった。

【公演お知らせ】9月14日《シリーズ 光の界面  SIREN 3rd》

.kitenインスタレーションシリーズ《光の界面》着々とパフォーマンスの予定が組まれております。9月半ばの土曜日は今回が3rdライブとなるSIREN。ボイスとシンセサイザーが可視と不可視の界面の場に現れます。どうぞご予定を開けてお待ちくださいませ。ご案内は.kiten運営、川津望氏の言葉にて。

烏賀陽弘道氏のシンセサイザーと川津望のボイス、それは映画。ラスト、身体にダイナマイトを巻きつける? それとも道の向こうへ消えてゆく? あの歌が聴こえないか。一度耳にしたら決して忘れられない体験をあなたに。

シリーズ 光の界面
SIREN 3rd 川津望voice+烏賀陽弘道synthesizers

2019年9月14日(土)
開場18:30
開演19:00

入場料:2000円

出演 烏賀陽弘道:synthesizers
川津望:voice

終演後打ち上げあり
参加費:1,000円(参加任意)

「光の界面」によせて

空間に何かがあり、そこに光が当たることで人はその何かを視認する。
光が、ものの表面を浮かび上がらせる。

しかしそれは、ものが光の存在を浮かび上がらせることでもある。

気体や液体、あるいは固体が互いに接している面を指す言葉、界面。
では、光と光が接する「界面」とはどのようなものであるのか。

そしてそこに触れる身体は、音は、どのような波紋を起こしていくのか。

ものと、光と、光。
その三者の界面を眼差しながら。

今井蒼泉/龍生派

撮影:烏賀陽弘道

【公演お知らせ】9月8日《シリーズ 光の界面ータイトル未定》-旅の途中、詩人が出会うものはーー

インスタレーションシリーズ《光の界面》の企画予定です。出演は詩人の田野倉康一氏と美術家にしてダンサーの町田藻映子氏。企画タイトルは未定ながら、必ずや目撃すべき一夜になりますので、どうぞご予定の中に組み込んでくださいますよう。

シリーズ 光の界面より
タイトル未定
旅の途中、詩人が出会うものはーー。

日時:9月8日(日)
開場:18:30
開演:19:00
予約/当日:2,000円

田野倉康一(詩人)
町田藻映子(美術家/ダンサー)

稀有な時間、ぜひおでかけ下さい。

《わずかの現象》
画:町田藻映子
個人蔵

「光の界面」によせて

空間に何かがあり、そこに光が当たることで人はその何かを視認する。
光が、ものの表面を浮かび上がらせる。

しかしそれは、ものが光の存在を浮かび上がらせることでもある。

気体や液体、あるいは固体が互いに接している面を指す言葉、界面。
では、光と光が接する「界面」とはどのようなものであるのか。

そしてそこに触れる身体は、音は、どのような波紋を起こしていくのか。

ものと、光と、光。
その三者の界面を眼差しながら。

今井蒼泉/龍生派

【企画お知らせ】8月31日《シリーズ 光の界面:即興大会》

.kitenインスタレーションシリーズ、《場》の中で繰り広げられるパフォーマンスの鑑賞のみならず、ご自身がその場で何かを生み出す体験もお楽しみいただけます。もちろんその場で偶然もしくは必然に生まれ来る何かをご観覧しにいらっしゃるのもアリ。.kiten運営、川津望氏のご案内の言葉と共にお知らせいたします。

《シリーズ 光の界面 即興大会》

下記のようなコンセプトを孕みつつ、即興大会を開催。
ゆるゆると開催。
即興大会とありますが、ワークインプログレスで参加も可。
お時間あればぜひぜひ参加してください。

日時
8月31日(土)

開場:13:30
開演:14:00
参加:1,000円
終演後打ち上げあり
参加費:1,000円(参加任意)

飲食物なにか携えて来てくださると、幸い。

「光の界面」によせて

空間に何かがあり、そこに光が当たることで人はその何かを視認する。
光が、ものの表面を浮かび上がらせる。

しかしそれは、ものが光の存在を浮かび上がらせることでもある。

気体や液体、あるいは固体が互いに接している面を指す言葉、界面。
では、光と光が接する「界面」とはどのようなものであるのか。

そしてそこに触れる身体は、音は、どのような波紋を起こしていくのか。

ものと、光と、光。
その三者の界面を眼差しながら。

今井蒼泉/龍生派

【公演お知らせ】8月15日《シリーズ 光の界面 オープニング企画》

.kitenの室内に設置された美術が構築する場の中で、あるいは置かれた美術たちと関わりながら、身体が、声が、音が世界をつむぐインスタレーションシリーズ。
これまでにも何度か登場いただいている華道家、今井蒼泉氏の作品をベースとする新シリーズが始まります。
グランドオープニングは8月15日、木曜夕刻。作家自身のパフォーマンスから!

「光の界面」によせて

空間に何かがあり、そこに光が当たることで人はその何かを視認する。
光が、ものの表面を浮かび上がらせる。

しかしそれは、ものが光の存在を浮かび上がらせることでもある。

気体や液体、あるいは固体が互いに接している面を指す言葉、界面。
では、光と光が接する「界面」とはどのようなものであるのか。

そしてそこに触れる身体は、音は、どのような波紋を起こしていくのか。

ものと、光と、光。
その三者の界面を眼差しながら。

今井蒼泉/龍生派

日時
8月15日(木)
開演18:30
開場19:00

出演
今井蒼泉

料金
2千円

「光の界面」によせてー今井蒼泉

8月15日のオープニングイベントをもって開始される新インスタレーションシリーズ。
作家、今井蒼泉氏より本シリーズに向けての言葉をいただきました。

空間に何かがあり、そこに光が当たることで人はその何かを視認する。
光が、ものの表面を浮かび上がらせる。

しかしそれは、ものが光の存在を浮かび上がらせることでもある。

気体や液体、あるいは固体が互いに接している面を指す言葉、界面。
では、光と光が接する「界面」とはどのようなものであるのか。

そしてそこに触れる身体は、音は、どのような波紋を起こしていくのか。

ものと、光と、光。
その三者の界面を眼差しながら。

今井蒼泉/龍生派

【近況】お飲み物、入荷いたしました

.kitenでは「場の時間」を構成する品々を丁寧に選んでおります。
運営の川津望氏より、この度始まるシリーズに臨んで備えたひとしなのご紹介。うつくしい時間が喉を通ってゆきますように。

アートスペース.kitenでは8月15日(木)より新しいインスタレーションシリーズ「光の界面」がスタートします。それにともない、マリアージュ フレールの「CACTUS BLUE カクタス ブルー」を入荷。お茶の色味と味に陽光を感じます。お楽しみに。

【公演お知らせ】8月17日:インスタレーションシリーズ 光の界面(今井蒼泉)より 「ゴーレム魔笛を吹く」

.kitenにて新たなインスタレーションシリーズが始まります。.kitenを出発点として展開する「プロジェクトなづき」のアトリエ第Q藝術公演「流態城市」にて、世界を孕む舞台美術を展開した今井蒼泉によるインスタレーション。その中に、今、何が孕まれるのか。シリーズ幕開けはこの作品から。ご案内は.kiten運営の川津望氏のことばにて。

★★★

「死んでるのか?」
「それ以上よ」
広瀬大志(「肉体の悪魔」)

その日、恐怖と不条理が.kitenを占拠する……。恐怖詩学を追求し続ける詩人 広瀬大志と、劇団どくんごの創始者であり、即興一人芝居でカルト的な人気を博す役者 ゴーレム佐藤の邂逅。企画は詩人/俳人の生野毅。夏にふさわしい戦慄をあなたに。

インスタレーションシリーズ 光の界面(今井蒼泉)より
「ゴーレム魔笛を吹く」

詩人 広瀬大志とゴーレム佐藤の邂逅

〇日時
8月17日(土)
開場13:30(予定)
開演14:00(予定)

〇出演
広瀬大志
ゴーレム佐藤

〇料金
2,000円

企画
生野毅

【公演お知らせ】7月20日《SIREN 2nd 川津望voice +烏賀陽弘道synthesizers》

それはもうきっと夏の盛り。
なづきプロジェクト、Eudoxiod yearsと探求のネットワークを広げ続ける、詩人にして音楽家、そして.kiten運営者の川津望氏が写真家にしてジャーナリスト、そして音楽も紡ぎ出す烏賀陽弘道氏とタッグを組んでお届けする、音から始まりどこかへと深まってゆく世界。ゲストのご紹介はこれから、乞うご期待。

7月半ば過ぎの土曜夜、どうぞお越しください!
終演後は恒例の懇親会もございます。

SIREN 2nd 川津望voice +烏賀陽弘道synthesizers

日時 2019年7月20日(土)
開場18:30 開演19:00

入場料 2000円

出演
烏賀陽弘道 synthesizers
川津望 voice
ゲスト 未定 終演後

打ち上げあり(参加任意)
参加費1000円
差し入れ大歓迎!