【公演お知らせ】12月14日《SIREN 4th》

12月の月なかば頃、声と音をとおした《秘められたものたち》の変容の過程に、是非お立ち会いください。

ジャーナリスト、写真家、そして音楽家と多彩な活躍を魅せる烏賀陽弘道氏のシンセサイザー、.kiten運営者にして詩人、音楽家、ヴォイスアーティストとして自身の奥に秘めたものを表し続ける川津望氏のヴォイスによるユニット。今回はゲストにギターの見山辰也氏を迎えての4thライブです。これまでの活動の様子がメンバーの対話抜粋から伺えます。

どうぞ、声と、音と、変容するやわらかなものに触れにお越しください。

撮影 烏賀陽弘道

烏賀陽:人間は成長するとイノセントから無理やり引き摺り出され、その後社会に適応することだと親や教師にいわれます。その過程の摩擦や葛藤、混乱やカオスを私はのぞみさんに見出しますし、やがてそれは内面との和解、自分を許す、和解する、平和を得るという希望もみいだします。フロイト・ユング的な言葉を使うと、精神の成長と言いますか、成熟と言いますか。多少の僭越を覚悟でいえば、のぞみさんの内面の旅に伴奏・伴走しているという感じでしょうか。ですのでのぞみさんは「ありのまま」でいいのではないかと。

川津:ありがとうございます。烏賀陽さんとSIRENをさせて頂くことで、わたしの声に住んでいる少女と魔物……つまりセイレーンですが、回を重ねることでどこか引き裂かれていたものらの摩擦などから生じる苦悩が、苦悩だけでない表現の方法を獲得できつつあるかも知れないと感じています。たとえばこないだのSIREN3rdで、烏賀陽さんが奏された一音から瞬間的に物語が頭の中を通ってゆきました。わたしはその物語にある種「憑依」されたような心地でうたわせて頂きました。音楽の時間性に揺られ、ラストで自分に「こういう表現をしてもよいのだ」という許し、肯定を与えることができたように思います。今回は強力なゲストもお呼びしています。SIREN4thでは名指しえない部分を音楽という方法を用いて、ある種せかいへひらかれた窓を出現させることができれば、と思います。

(おはなし:烏賀陽弘道、川津望)

SIREN 4th

日時 2019年12月14日(土)
開場18:30 開演19:00

入場料 2000円

出演
烏賀陽弘道 synthesizers
川津望 voice
ゲスト 見山辰弥 guitar

終演後 打ち上げあり(参加任意)
参加費1000円
差し入れ大歓迎!

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